姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

子供たちに鯱を渡す事ができました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
最近、近所を車で走っているとやたらと家屋の解体現場が目立つようになってきました。長い事「賃貸物件」の看板がかかっていた家もあれば、まだ人が住んでいると思っていた住宅もあって、解体が始まっているのを見かけて驚くばかりです。ここ数年住宅は供給過多になっていて、空き家の増加が問題になっているんですが、その割には新築は相変わらず建っているので、ある程度は解体もしないといけないとは思うんですが、立派な入母屋の家とかが解体されるのを見ると「勿体ないなぁ」って思ってしまいます。これも時代の流れなんですかねぇ。

 

11月に開催した鯱作り体験の鯱が焼き上がりました。

 

昨年の11月に近所の小学校で開催した鯱作り体験で子供たちが作成した鯱はその後、淡路島にある窯元さんのところに持って行っていました。ただ、年末年始が絡むとどうしても窯元さんの生産調整の為に窯が稼働しない日も出てくるので、子供たちの手元に渡すのにちょっと時間がかかってしまっていました。
それが今月に入ってから焼き上がったとの連絡があり、父に引き取りに行ってもらいました。

 

子供たちが鯱を手に取った時の顔を見たことがありません。

 

今年は緊急事態宣言下でもあったために、引き取ってきた鯱は学校まで持って行ったものの、生徒たちには合わずに先生に預けてきたそうです。
例年であれば時間によっては生徒たちが自分の鯱を手にする瞬間を見る事が出来るらしいんですが、今年は仕方ないですね。
でも実は私は子供たちが鯱を手にする瞬間に立ち会った事がないんです。いつも現場優先で学校に届けるのは父に任せてしまってるんですよね。
それでも登下校中の子供たちが私の顔を覚えてくれていて、「鯱ありがとう」って声をかけてくれるのは嬉しいんですが。

 

大人の粘土遊びを募集しようかな?

 

今回の鯱作りでは担任の先生方も初めての経験やったらしく、子供たちと一緒に土を捏ねて鯱作りに夢中になっていました。子供たちは2時間くらいで集中力が切れてしまって遊び出す子もいるんですが、先生方というか大人は完成するまで集中しっぱなしになるんですよね。
考えてみたら粘土を使って何かを作るのって小学校の時に授業でやるくらいで、それ以降は陶芸を趣味にでもしない限りは粘土を触る事自体がないんですよね。
最初は戸惑いながらやっている人も30分もしたらすっかり夢中になっています。
また「大人の粘土遊び」を募集するのもアリかなぁ??

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