姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

何年か振りにいかなごのくぎ煮が食べられそうです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日も朝から雨が降る予報やったので現場は休みにしていたんですが、起きてみると意外といい天気でした。天気予報もあてにならへんなぁって思ってたんですが、午前中も午後からも晴れているかと思ったら急に曇って雨が降ったりとよく分からない天気でした。昨日の夜から竜巻警戒情報が出ていたりもしたので、春の嵐と言っていいかもです。これで花粉の飛散も減ってくれたらいいんですが。

 

今年はいかなごが多少獲れているみたいです。

 

ここ何年かはいかなごがほとんど獲れていませんでした。漁獲量としては例年の1/100とかになった年もあったし、それこそほぼ0のままで漁が終わってしまった年もありました。そのせいで兵庫県から大阪府にかけての瀬戸内海沿岸では春の風物詩になっていたいかなごくぎ煮が食べられない年が何年も続いたんですよね。

今の時期にはあちこちからくぎ煮を炊く匂いがしていました。

 

5~6年前までは今の時期になると少し歩くだけでそこら中の家からくぎ煮を炊く匂いがしてきて、それで春を感じていました。各家庭によって少しずつ味付けが違うので、炊いたものを交換して味比べをしたり、少し遠方の友人に送ったりもしていて、郵便局では「ゆうパック」にくぎ煮用のタッパが付いた事もあったんです。
うちの母も毎年5kgとか10kg単位でくぎ煮を炊いてくれていて、それだけでごはんが何杯も食べられていたので、急に漁獲量が減って食べられなくなったのがとても寂しかったんです。

 

漁獲量が戻ってきたみたいです。

 

毎年のようにくぎ煮を炊いていた頃はいかなごの生の新子は1kg当たり1000円弱くらいでした。それが漁獲量が減ってからは安くて3000円とかになってしまったんです。それでも売っている間は良かったんですが、昨年、一昨年は漁そのものが超短期間で終わってしまって店頭に並ぶ事すらありませんでした。
それが今年は1kg1500円前後くらいまで下がっているそうです。まだ少し高いけどそれでも店頭にならんで買えるくらいには漁獲量が戻ってきたという事ですね。
綺麗になり過ぎていた水質が改善したのと、昨年までの漁獲制限で成魚が増えてきた事でまた獲れるようになったんかなぁ。
何にせよ今年はいかなごくぎ煮が食べられるのがとても嬉しいです。

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