姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

ガイドライン工法の頑丈さは折り紙付きです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
花粉症の季節になって市販薬ですが薬を飲んでいます。夜、就寝前に1錠飲んでおいたら翌日の夜まで大丈夫という薬なんですが、昨日は薬を飲んだのに明け方に鼻づまりで目が覚めました。自分の鼻から鼻水が垂れているのが分かって慌てて真っ暗な中でティッシュを探りあてて鼻をかみました。これまでは薬を飲んでたらなんとかなったのでちょっとびっくりです。今日の日中はなんとかなったので、一時的なものやと思うけど、寝てる時に鼻水が垂れてくるのはちょっと気持ち悪いです。

 

三木で起こった交通事故の写真に驚きました。

 

今日、ネットニュースを見ていたら三木で起こった交通事故の様子がアップされていました。大型のトレーラーが道沿いにある民家や飲食店など計4店に突っ込んでしまった事故です。幸いな事に犠牲になった方はおらず、運転手の方が重傷なものの命に別状はないみたいです。
一番驚いたのはトレーラーが突っ込んでしまったお店の屋根の瓦が落ちずにそのまま残っていた事です。事務所で事務員さんも一緒になって見ていて「瓦って下がこんな状態になっていてもこんなに綺麗に残るんですね。」という一言が印象的でした。

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ガイドライン工法の見本です。

 

この状態は今年の1月から法制化された瓦の「ガイドライン工法」を守ってきちんと施工されている事の証左です。桟瓦を全数緊結して棟瓦を銅線で緊結したら屋根からは落ちないようにする事が出来ます。それは確かに被害を軽減する事に繋がります。
でもこの写真を見て本当にそれでいいのか?って気分にもなったんです。

 

被害を受けた建物を解体する時に困ります。

 

今回のような事故だけでなく地震の被害でも建物は少なからずダメージを受けます。その時に屋根だけ被害がない状態を保てている状態でいいのかな?って思ったんです。
何故なら被害を受けて建物を解体するしかない時には倒壊する危険のある建物の屋根に上がって瓦を降ろさないといけないんです。
建物を解体する時は当然の事ながら分別しないといけません。昔のように全部まとめて潰して処分するというわけにはいかないんです。建物の躯体にダメージがあるのに屋根の重量がそのまま残っているのは危険なんです。
何が正解なのかは分からないけど、どんな事でも極に振り切るのは良くないなぁって思うんです。何が正解なのか考え続けないとです。