姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

鉄製の階段は濡れると滑りやすいですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は本当に暑かったですね。姫路でも最高気温が30℃を突破していたようですが、全国的にみると真夏日どころか猛暑日を記録したところもあったみたいです。車を運転していてもエアコンがずっと効いているにも関わらずじっとりと汗が出てきて、気を付けておかないと熱中症になりそうでした。

 

鉄製の階段って建物の外側に多いですね。

 

もともと学生時代から建築を勉強していたし、就職もゼネコンでその後は家業に戻ったので16歳くらいからほぼ建築一筋で過ごしてきたのでどこに行っても無意識で建物の事を見てしまうんですよね。今なら特に屋根に目が行くんですが、当然屋根以外の部分もそれなりに観察してしまいます。
そんな中で気付いたんですが、規模に関わらず外部に設置された階段って鉄製のものが多いんです。もちろん、躯体が鉄筋コンクリート造で階段まで一体化しているものは階段も鉄筋コンクリートなんですが、意外と鉄製の階段が多いんです。

 

定期的にメンテナンスをしないと錆びて傷んでしまいます。

 

外部階段って基本的に太陽光や雨風などの自然環境にさらされているので、定期的にメンテナンスをしておかないとどんどん傷んでしまうので、あまり向いてないと思うんですよね。それでも採用されているのは鉄の方が加工がしやすくて交換もしやすいからではないかと思うんです。使い捨ての考え方に近いんじゃないかと思っています。
そういう階段やから雨などで濡れて滑りやすくなってもあまりそれを防ぐための加工ってされない事が多いように感じます。建物を使っている人はそこまで深く考えていないかもしれませんが、設計する側としては施工性や予算を考えると鉄製にするのが無難なんでしょうね。

 

鉄の階段に防滑工事を施工させて頂きました。

 

先日、近所の会社の外部階段を防滑施工させて頂きました。工場から社員さんの休憩室に入るための階段で、一応屋根はかかっているものの、建物の外側についていて、鉄製の階段です。工場は油を使用するので靴底に油が付いて滑りやすくなる事もあって階段を昇降するのがかなり危なかったそうなんですよね。
色は緑色が良いとの事で初採用の緑のカパラグリップで施工です。螺旋階段になっていたのでちょっと難しかったんですが、なんとか施工を完了する事が出来ました。
会社での転倒は労災事故にもつながるので転ばぬ先の杖で防滑工事を検討してみてください。

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