姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

現場調査に行くのに必携の道具です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
少しずつ日が暮れるのが早くなってきて、その分日中の気温も下がってきました。現場で仕事をしている職人さんたちもかなり体力的に楽になってきたみたいです。ここ数年は本当に毎年命の危険を感じるくらいの暑さになっているので気温が下がってくるとホッとします。

 

現場調査に必ず持って行くものがあります。

 

屋根の修理や葺き替えの依頼があるとまず最初にするのは現場調査です。葺き替えの場合は工事をする建物の屋根の寸法を測らないと見積もりが出来ないですし、修理工事にしても雨漏りしている場所を特定してもどこまで直したらいいのかという指示を職人さんにするためには寸法が必要になるからです。
その時に必ず持って行くのが手帳とメジャーです。瓦の枚数を数えたらある程度の寸法は出ますが、正確な寸法は出ないし測った寸法をメモするのに手帳がないと物凄く不便なんです。

 

これまで専用の手帳がありませんでした。

 

実は昨年まで寸法を記入する手帳は適当に会社にあるノートとか方眼紙を持って行ってたんです。専用の手帳なんてなかったしひどい時にはチラシなどの裏側にメモをしていた時期もあったんですよね。
それが昨年、全瓦連の青年部で「瓦職人手帳」というものが作られて、組合から購入できるようになったんです。これが凄く使い勝手が良くて助かっています。ノートやと寸法を測るのを優先してしまって、後から確認しておかないといけなかった項目があった事に気付いて再調査に行くなんて事もあったんです。
それがこの手帳には確認しておかないといけない項目が事前にある程度書いてあって、そこに記入していくだけで良くなっているんです。

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レーザーメジャーも併用します。

 

メジャーも昔は巻き取り式の普通のメジャーしか持っていなかったんですが、最近はレーザーメジャーも併用するようになりました。レーザーメジャーだけやと1人で調査に行った時にどうしても測りきれない部分が出来てしまうので、普通のメジャーと併用なんです。
レーザーメジャーも使い慣れないうちは上手く測れない事もあるんですが、それでもなんども巻き尺を引っ張って測り直しをしなくても済むのでかなり助かっています。
最近はドローンでもある程度の寸法は測れるようになってきたけど、まだまだ誤差が大きいので実測しておいてドローンで測定したものと照らし合わせないといけないんですよね。土木などの規模が大きい場所の測量なら気にしなくてもいい程度の誤差なんですが、一般住宅で考えるとちょっと大きい数値になってしまうんです。