姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

人口が減るというのは恐ろしい事です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
明日は黄砂が大量に飛来するという予報が出ていました。姫路は午前中は雨の予報なので多少マシならいいんですが、雨と一緒に降ってくるとどこもかしこもドロドロになるのでそれはそれで困ります。どのタイミングで洗車をしようか悩みますね。

これから確実に人口は減っていきます。

 

先日、本屋さんに寄った時に新刊が出ているのを見つけて買ってきました。「未来の年表」の新刊です。最初に読んだのは5年くらい前かな。その時でも結構衝撃的な内容やったんですが、「ホンマにこの通りになる?」ってちょっと疑っていた部分はありました。でもよく考えたら1年間で産まれる人数は数字として出てくるので、将来的にその人数が増える事はないんですよね。実際、2005年をピークに人口は減少し続けています。

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新築が増え続けるというのは幻想でした。

 

これまでの商売はある程度人口が増える事を前提として成り立っていました。私が家業に戻った時は新築住宅の着工件数は180万戸とかあった時代です。リーマンショックなどで景気が悪くなったと言っても今よりは景気が良かったような時代ですが、その時にふと思ったんです。「毎年150万戸とか180万戸も新築住宅が増えているけど、この先ずっと続くものか?」って。日本の総世帯数が5000万戸と計算しても30年もすれば家が全部新築に入れ替わる計算ですよね。有り得ないって思いました。
父にその事を話したら同じ事を考えていたみたいで、先々の事を考えると大手ハウスメーカーさんの仕事からは撤退しようと意見が一致したんです。

 

どんな風に仕事を続けていくのかを考えないといけない時期です。

 

私が父と交代してちょうど10年が経ちました。その間にも環境は激変していますが、今年子供が産まれた事もあって、なおさら「この後はどんな風に仕事を続けていったらいいのか」という事を考えるようになりました。
今まで通りではやっていけないけど、急激に変化しようとすると失敗する気がするんです。だから今からどんな風に仕事をするのかを考えて準備して少しずつ変えていかないとって思います。
日本に長寿企業が多いのは時代の変化に柔軟に対応してこれたからという話も聞きます。うちの会社も来年で110年になるので老舗というカテゴリに仲間入りさせてもらうためにも柔軟に変化していかないとです。