姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

現場での仕事にならなくても雨漏り調査に行く事が営業になります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日で11月も終わりです。今年も後1カ月という事ですね。毎年のように年末が迫ると「年々時間が経つのが早くなっていく気がする」って言ってますが、昨年から今年に掛けては本当に早かったです。それだけいろいろあったっていう事ですね。しんどい時はなかなか時間が進まないって思うけど過ぎてみたらあっという間で、楽しい時はあっという間に過ぎるけど、振り返ってみたら濃い時間やったって思えるのが不思議ですね。時間は平等なはずやけど、出来るだけ人生を楽しまないとですね。

 

依頼された仕事に大きいも小さいもありません。

 

よく現場調査を依頼されて現地に行った時にお客さんから「小さい仕事でごめんね」って言われます。でも私個人としては依頼される仕事に大きいも小さいもないと思っています。仕事をする範囲が小さいって事はそれだけ家の事を気にかけて大事になる前に対処されているという事なので、それが一番大事な事やからです。
会社としては売上をあげないといけないので金額の大きい小さいというのは考えないといけない事やけど、お客さんが安心して生活できるというのが一番です。
そしてドローンで点検作業が安全になったのは有難いですね。

 

お客さんの要望も考慮しないとです。

 

現場調査に行っても仕事として受注出来ない事も多々あります。雨漏りの原因が瓦ではなかったり、金額面で折り合わなかったりと理由はいろいろですが、一番はお客さんが納得出来ているかどうかなんですよね。
最近はインターネットでいくらでも情報を得る事が出来るので、お客さん自身が事前にあれこれ調べている事も多くて工事内容を指定される事もあります。でもいざ屋根に上がってみたらお客さんが考えているものとは全く違う原因での雨漏りやったり不具合になっている事も多いんです。
写真も交えて説明をしても納得してもらえない事もあります。そういう時はお客さんの要望を取り入れながら出来るだけ無駄になる事はしないで済む方法を提案するようにします。

 

現場調査は営業活動でもあります。

 

たまに現場調査が続くのにそれが現場の仕事に繋がらないという事があります。忙しい時はいいんですが、職人さんの仕事が少なくなってくるとちょっと焦るんですが、そういう時こそ「現場調査は営業活動」って思うようにしています。
ただの点検であってもお客さんと顔を合わせる事が出来るので、点検した結果何もなくても「問題ありませんでした、良かったです」と伝えるようにしています。
屋根の修理とか葺き替えの工事は「困り事を解決する」のが仕事です。だから仕事の依頼があるという事はお客さんが困っているという事で、それがないのが一番なんですよね。実際に困り事がなくなったら会社はやっていけないので、こちらが困る事になりますが、経年劣化しない材料はないので困り事はなくならないんですよね。