姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

時代と共に干支瓦も変化しています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日はクリスマスですね。朔矢はまだサンタさんも何も分からないので今年はクリスマスプレゼントはなしにしました。従妹のところの2歳の子でもまだサンタさんは分かってないみたいなので来年くらいまでは大丈夫かなぁ?流石に3歳近くになるといろいろと情報が入るので無縁ではいられないかなぁ。

 

昔の干支瓦は普通の瓦のサイズでした。

 

屋根工事や瓦に関係している仕事をしていると年末は干支瓦のカタログが送られてきていました。私自身は学生やったのであんまり実感はないんですがバブルの後もかなり長い間、年末の干支瓦は結構な数注文が入っていたみたいです。
屋根に施工する瓦と同じサイズのものにその年の干支が彫刻されていて、派手なものになると金箔が貼ってあったり色が付けてあったりして、値段もそれなりにしていました。
それが毎年のように売れていたので、売る側としてもいい商材やったんやと思います。

 

12年で一通り揃ってしまいます。

 

ただし、干支って12年で一回りするので毎年買い続けても12年で一通り揃ってしまうとその後は売れなくなるんですよね。12年も経つとデザインも流石に変わってきてはいるんですが、昔の大きい家ならともかく最近の住宅はそんなに大きい飾り瓦を置くところもないので、むしろ「いらないから引き取って欲しい」という話も聞きます。
そしてここ数年は販売数が減ってきた事と窯元の数も減ってきたからか、干支瓦のカタログも注文しないと届かなくなりました。
こちらとしても注文が入るのは2年とか3年に1回とかになっているのでなくても困らなくなってるんですよね。

 

コースターの干支瓦を購入してみました。

 

そんな中でこれまでの干支瓦とは違った形のものも販売されるようになっています。指先サイズの小さい干支の形をしたものを鬼師さんが作ってみたり、書道家さんが書いた文字を瓦コースターに彫り込んで焼き上げたものなどです。
価格は割高ではあるんですが、それでも小さくて卓上に飾っても玄関に飾っても邪魔にならないし派手でもないので、今までの干支瓦と違って飾りやすいんですよね。
コースターの干支瓦は何年か前から出ていていくつかは購入したんですが、購入出来ていない年もあるのでコンプリートするにはもう一回りしないとです。

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