姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能検定の事前講習会が開催されました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
天気予報では今日の明け方には天気は回復するって言ってたのに蓋を開けてみれば昼近くまで降るし、夕方にもまた雨が降っていました。気温は比較的高かったけどお日様が出ていないとやっぱり肌寒く感じてしまいますね。明日も1日曇り予報で一気に気温が下がるみたいなので体調には気を付けないとです。

 

技能検定の実技試験1週間前です。

 

兵庫県のかわらぶき職種の技能検定実技試験は来週の日曜日に開催されます。つまり今日は試験1週間前です。例年試験の1週間前に技能士会が主導して試験本番と同じ時間割で講習会を開催しています。

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実際の試験に似た雰囲気で練習する事によって受検者が自分の現状を知る事が出来るのと本番の雰囲気を事前に体験する事で本番で緊張しすぎないようにという効果も狙った講習会です。
私も2級、1級と受検しましたがこの講習会のお陰で緊張しすぎずに試験を受ける事が出来てどちらも1回で合格出来ました。

 

年々受検者が減っています。

 

この技能検定ですが、実は年々受検者が減っています。技能士の資格を持っていなくても瓦の仕事は出来るし、資格そのものの認知度が物凄く低いので「1級技能士を持っています」って言っても「そんな資格があるんや~」って言われてしまうんですよね。
技能検定を受けるには実務経験も必要やし、普段からある程度瓦の仕事をしている人でもそれなりに練習しないと受からないくらいの難易度なので、面倒といえば面倒なんですよね。それに練習するための材料とかは自費で購入しないといけないし、受検料もかかるので別に持っていなくても・・・って思う人が増えているみたいです。

 

職人さんの総数も減っています。

 

まぁ、そもそもの話として建築関係の仕事全般に言える事として職人仕事をする人の総数そのものが激減しているうえに、入職者が少ないので資格試験を新たに受けようと思う人が減るのも当然ですね。
ただ、うちの会社では技能士の試験は社員さんには出来るだけ持っていて欲しいし、必要な資格やと思っているので今年も1人受けるし、来年も1人受ける予定です。
とりあえず最初の1回は受検料も練習用の材料も会社が負担して受検してもらう事にしています。1回で合格できなかったらその時は自己負担してもらうつもりですが。
来週の試験本番までにうちの社員さんにはもう1回か2回は通しで練習してもらわないとかなぁ。