姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能検定の講習会が開催されました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
午後から天気が悪いって予報やったけど、ホンマに降るんかな?って朝は思っていたんですが、予報通りきっちりお昼から雨が降り始めました。そのせいで上がりかけていた気温も全く上がらず寒いまま。今日は1日外にいたのでめっちゃ冷えました。明日以降に冷えが腰に来ないといいんですが。

 

毎年恒例の技能検定講習会でした。

 

今日は毎年恒例になっている技能検定の実技講習会でした。今年のかわら葺き技能士の技能検定の受験者は8名で、実技講習会にはそのうち7名が参加しました。
ここ数年は4人とか5人しか受検していなかったので久し振りにちょっと受検者が増えて賑やかな講習会になりました。昨日も今日も朝から準備したり終わった後の片付けやったりを頑張っても受検人数が少ないと寂しいので賑やかな講習会は嬉しいです。

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講習会があるという事は検定本番も近いという事です。

 

検定講習会をやるという事は技能検定もすぐに行われるという事です。そして私は検定の講習会だけでなく技能検定の準備と片付けにもいかないとなんですよね。受検する人が増えると準備する架台や瓦などの数も増えるんです。講習会の会場は架台を預かってもらっている土山商店さんの倉庫なので準備の手間がかからなくて済むんですが、検定本番に向けての準備はその架台を試験会場の神戸市西区まで運搬しないといけないので時間も手間も倍以上かかるんです。

 

講習会は準備も兼ねています。

 

実は検定の講習会は試験本番の準備も兼ねているんです。年に1回しか開催されない試験なので架台や副資材その他の道具類などが使える状態にあるかの確認や人数分確保できるのかなどの確認を事前にしておかないといけないんです。それを本番に近い状態再現する講習会を開催する事によって行っているんです。
職人さんが減っているというのはよく言われますが、検定を受検する人もかなり減っているのでなんとか毎年開催出来ている事にホッとしているんですが、毎年「来年も講習会出来るかなぁ?」って心配になります。なんとか職人さんになりたい人が増えるような魅力ある職業にしていかないとです。