姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

当社の社員さんが技能検定の練習を頑張っています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
成人の日が過ぎて仕事も通常営業に戻ってきて、郵便物も年賀状が届くのもそろそろ一段落しそうです。昨年、喪中で出せなかったからか今年はかなり少なくなっている気がします。父に届いていた分が減ったのも大きいんですが、個人に届く分も減っていたので前年の分を確認しながら出している人も多いんやろうなぁ。

 

今月末に技能検定の実技試験が開催されます。

 

瓦業界の資格試験の1つである「技能検定」のかわらぶき職種の実技試験が今月の最終日曜日に開催されます。職業能力開発促進法に基づくこの資格を取得すると「技能士」を名乗る事が出来るようになるものでかわらぶき職種では1級から3級まで3段階あります。ただ、瓦を扱う会社であれば受検するのは2級からになりますね。
3級は海外からの技能実習生やあまり瓦を扱った事がない人が受検するという認識になっています。

 

当社の職人さんも2級を受検します。

 

私も1級技能士を持っていますし、当社には私以外にも1級持ちが2名います。2級を持っている人も2名いて、更に今年2級に挑戦する社員さんもいます。
実技試験が終わったら次の週に学科試験があって両方合格してはじめて技能士になれるんです。個人的には瓦に対する最低限の知識と技術を持っているのが2級やと思っているんですが、普段の仕事だけではなかなか実技試験も学科試験も合格するのは難しいですね。特に実技試験は試験用の練習をしておかないと時間制限がある中で架台を完成させる事は難しいです。

 

年末から時間がある時には練習をしています。

 

今回受検するのは入社して3年の社員さんなんですが、私が入社した頃くらいに瓦の仕事がしっかりあったら3年でもそれなりに経験は積めるんですが、今は瓦の仕事も少なくなっていて、現場で瓦を施工する経験を十分に積めているとはいえません。
経験が積めていても練習しておかないと難しい試験なので昨年末くらいから時間がある時は倉庫で試験の練習をしています。

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特に電動工具を使わずにタガネや押し切りという道具で瓦を正確に切断する技術は繰り返し練習しないと身に着かないので練習あるのみです。試験まで後20日を切っているので頑張って合格して欲しいですね。