姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

技能検定前の最後の練習でした。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日はほぼ会社に籠って事務作業をしていたのでほとんど歩きませんでした。逆に今日はあれこれ出掛ける用事や現場の進捗確認などでうろうろしていて事務所に居る時間がほとんどありませんでした。普段はもうちょっとバランスよく現場に出たり事務作業したりするんですが、たまにこんな風に極端になる事があるんですよね。

 

技能検定が明後日に迫ってきました。

 

令和5年度のかわら葺き職種の技能検定の実技試験の日がいよいよ明後日に迫ってきました。私自身はもう10年以上前に1級を受検して合格しているので、もう受ける事はないんですが、今年は社員さんが受検します。昨年の年末から仕事の隙間で練習をしていたんですが、検定の本番と同じタイムスケジュールで最初から通して練習をするようになったのは年が明けてからです。
毎日現場で瓦を施工しているとちょっと練習したらコツも掴めるし、時間制限もそんなに無理なレベルではないんですが、今回受検するのは入社して3年で現場作業よりも現場の段取りとか資材の運搬などをしている人なのでがっつり瓦の施工をするのにだいぶ手間取っています。

 

技術もやけど時間配分を体で覚えないとなんです。

 

検定の実技試験では使える電動工具は最低限のもので、瓦の加工は基本的にタガネを使います。最近は電動工具がかなり良くなってきたのでタガネを普段から使う事がないので毎日の仕事で瓦の施工をしている人でもちょっと難しくなっているかもしれません。
それでも瓦の加工そのものはある程度の練習で身に着くんです。
それよりも大事なのは制限時間内で施工を完了させるための時間配分です。やらないといけない作業の手順を覚えて瓦だけでなく銅線や釘などの副資材をいつ、どんな風に使うかというのも覚えないといけません。

 

本番では緊張し過ぎて手順を忘れてしまいます。

 

私もそうやったんですが、どれだけ練習していても実際に試験本番になると練習で出来ていた事が焦って出来なかったり、覚えていた手順が頭から抜け落ちたりすることがあります。それでも練習をしっかりやっていたら体が覚えていてなんとかリカバリーできるんですよね。
時間内に課題を完成させないと採点すらしてもらえずに不合格になるので、まず完成させる事を第一目標にして、そこからいかに綺麗に仕様通りに仕上げるかが腕の見せ所になります。
最後の練習ではなんとか制限時間内に完成させる事が出来たので、後は本番の緊張をいかに乗り切るかですね。

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