姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

種類や色など建材を選ぶ時の選択肢が多すぎます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
明け方、寝室の窓の外から物凄い声が聞こえてきます。近所の家で赤ちゃんが泣いているのかと一瞬思ったんですが、聞こえてくるのはどう考えても窓の真下あたり。しかも声は2種類あります。5分くらい断続的に聞こえてきていて気になって網戸を開けて覗いてみたらその瞬間に聞こえなくなりました。どうやら発情期の猫の声やったみたいです。明け方の4時くらいやったので布団に戻ったけど起床時間までうつらうつらしか出来なかったので1日眠かったです。

 

建材の色見本は数が多過ぎます。

 

家を建てる時とかリフォームする時に施主となる側が決めないといけない事ってかなり多いんですよね。間取りとか機能的なものに関してはある程度提案された内容の中から選ぶ事になるので決め易いんですが、壁紙とか建具、サッシなどの建材の色ってめちゃくちゃ多いんです。
瓦などの屋根材や壁などの色も同じなんですが、色が多いって事は色見本の数もかなり多いんです。屋根材は多いとは言ってもあまり重要視される事はなくて、よっぽど拘りがある人でない限りは2~3種類提案したらその中で決定してしまいます。

 

壁紙の見本は辞典よりも分厚いんです。

 

雨漏りの修理の際に室内の壁紙や天井の修理を依頼される事もあって、その時には内装屋さんに来てもらいます。その時に預かった壁紙の見本は百科事典よりも重くて分厚いもので驚きました。
あれを全部確認して色を決めないといけないとなると大変やなぁって思ったんですが、家を新築する人はカーテンとかドアノブとかも同じようなサンプルを見せられて決めていかないといけないらしいです。
しかも色や柄は並べてみたら違うというのは分かるけど個別に見たら同じに思えるようなものも多いんですよね。

 

修理の場合は色合わせが大変です。

 

これが修理となると全部を交換しない場合には古いものの色を特定して新しい建材を発注しないといけなくなります。古いものは経年劣化で退色しているものも多くて、修理した部分との色の違いがはっきり分かってしまうんですが、そこは納得してもらうしかありません。退色した色に合わせると新しいものが退色した時には違う色になってしまうからです。
修理が終わった後で「色が違う」と言われる事も多いんですが、こればっかりは同じ色にする事が出来ないので丁寧に説明するしかないんですよね。
今回の雹災で被害が多かった波板は退色が特に激しい建材なので色の特定が大変です。

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