姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

鯱作り教室の粘土の下準備をしました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昨日は山形や新潟で大きな地震があったので驚きました。幸い津波も大きなものではなかったし、建物が倒壊したという話も聞こえてきていないのでちょっと安心です。
でもテレビのニュースを見ると相変わらず屋根瓦が被害の目安のように扱われていたのが残念ですね。瓦が落ちていないところもあるのにわざわざ多く被害が出ているところを撮影しているように感じます。昨年の大阪の地震のように現地の瓦工事店さんがパンクしてしまわない事を祈るのみです。

 

鯱作り教室が来週に迫ってきました。

 

私が小学5年生の時に始まって、毎年の恒例行事になっている姫路市立御国野小学校の鯱作り教室がいよいよ来週に迫ってきました。例年は2学期にやっているんですが、今年はGWの10連休などの影響もあってか、2学期は他にもイベントがたくさんあるようで、先生から6月にやりたいとの打診が4月にありました。2カ月以上先の仕事の予定は分からないけれども、先に決めておけば調整する事は可能と判断して開催日を決めました。6月の後半なら梅雨入りしていて雨で現場作業は中止している可能性もあるという目算もあったんです。天気予報は何ともいえない微妙な感じですが。

 

鯱作りの粘土の準備をしました。

 

鯱作り教室では生徒1人1人に1.2kg前後の粘土を渡してそれぞれがイメージする鯱を作ってもらいます。毎年それぞれの個性が詰った面白い鯱が出来上がるので指導する側としても楽しみなんですよね。
でもこの1.2kgの粘土というのが曲者です。粘土そのものは淡路のメーカーさんに分けてもらっているんですが、金型でプレスする用に配合されているのでそのままでは固いんです。そして当然ながら1.2kgずつに小分けされているわけでもありません。
毎年、親父が鯱作り教室の前になると水で練り直して使いやすい固さになるように調整して、小分けしてくれていました。

 

今年は90人分用意しました。

 

少しずつ生徒数が減ってきているとは言ってもまだ1学年で85人ほど生徒がいるそうで、それに先生の分を合わせて、今年は90人分を用意しなくてはいけません。
いつも親父に任せっきりになっていたので今年は私も手伝いました。水をかけて柔らかい部分と固い部分が混ざった粘土を潰して練り直して小分けして・・・。2人でやると思っていたよりも早く作業は終わりました。これで来週の鯱作りは準備完了です。
後は生徒達がどんな風にイメージを膨らませているかですね。

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