姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

山火事の鎮火には時間がかかります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
全国の39県で緊急事態宣言が解除される事が決まりました。残る8都道府県も徐々に緩和していくとの事で少しずつではありますが日常が戻ってくるのかと思うとホッとします。後は解除された途端に感染者が爆発的に増えない事を祈るのみですね。休みの日には遊びに行きたいし、ゆっくり外食もしたいですしね。休日に遊びに出掛けない以外はそれほど生活には変化がないとは言ってもやっぱりストレスは溜まるので早いとこ発散したいです。

 

山火事が発生しました。

 

昨日の午後3時頃、姫路市の東部で山火事が発生しました。私が所属している消防団の分団の担当地域ではなかったので昨日は出動要請もかからなかったし、発生した直後は情報も入っていなかったので、私が山火事の事を知ったのは今朝になってからです。
昨日は日が暮れて消火活動が困難になった為に一時中断して、今朝から消火活動が再開されて、その時にこちらにも応援要請がかかりました。

 

資材の搬入を済ませてから出動しました。

 

消防団員で朝から動ける人は朝から応援に行ったんですが、私は現場への資材搬入をしないといけなかったので、それを済ませた午後からの出動になりました。完全に現場に張り付いて仕事をしていたら出動は出来なかったんですが、今日は現場の段取りをする予定やったので動けたんですよね。
消防団に入って丸3年なんですが、これまで住宅などの建物火災の現場にしか行ってなかったし、そもそも現場に出ている回数も少ないので、どう動けばいいのか分からない事だらけです。
建物火災では消火活動は基本的には本職の消防官の方の仕事で消防団は交通整理をする事が多いんですが、山火事の場合には範囲が広すぎるので消防団もホースを繋いで消火活動をするんです。

 

ヘリコプターによる空中からの放水も行われました。

 

今回の山火事では山の山頂近くが燃え広がっているので、ホースを延ばすにしてもなかなか火元までは辿り着けません。朝からヘリコプターが出動して池の水を汲み上げて空中放水をしています。

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我々はその範囲から漏れて煙が出ているところにホースを延ばして放水するんです。
ヘリが汲み上げる水の量はかなり多いはずなんですが、空中から放水しているのをみるとほんのちょっとに見えるのが不思議ですね。何回も池と山頂を往復して、なんとか大きな火は消す事が出来たように思います。ある程度火が弱くなったら応援部隊は撤収して、残火処理に本職さんと地区の消防団が残ります。夕方から雨が降り出したのでもう安心ですが、雨が降らなかったらなかなか「鎮火」の確認が出来なくて困る事もあるみたいです。空気が乾燥しているので火の元には注意しないとです。