姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

症状と屋根の形状でなんとなく雨漏りの原因は推測できます。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
日中の天気が良過ぎて運転していてもポカポカしてめちゃくちゃ眠くなりました。それ程長距離を運転してたわけではないのに猛烈な眠気に襲われてコンビニに休憩に入ったりしながらなんとか会社と現場の往復をしたんです。昨日は普段より30分ほど床につくのが遅かっただけやのにこんなに眠くなるとは思いませんでした。しっかり睡眠取らないとですね。

 

まずは自分でなんとかしようとされる方が多いです。

 

雨漏りの調査ではお客さんは雨漏りの原因が分からずに自分で出来るだけの事をやってどうにもならなくなって依頼される方が少なくありません。最近ではホームセンターでもコーキングや防水テープが売っているので、そういった「止水」出来そうなものを使っていろいろと試されています。
でもたいていの場合はあまり効果がないやり方でコーキングやテープだらけにしてしまうだけという結果に終わっています。屋根に上がるのはかなり危険を伴うので出来るだけ専門家に任せて欲しいです。

 

雨漏りの調査に行くと驚かれます。

 

そんな雨漏りの現場に行って屋根に上がるとすぐに雨漏りの原因を発見出来る事が多いです。屋根の形状とどんな雨の時にどの辺りから雨漏りするのかという症状を事前に聞く事が出来たらなんとなく雨漏りの原因を推測する事が出来るので、そこを重点的に点検したらだいたい原因となる不具合を発見出来るんです。
分かりやすい原因であれば屋根にあがって10分もあれば原因は特定できます。
そして「原因が分かりました」と報告したらめっちゃ驚かれるんです。「そんなに簡単に原因を特定できるのがすごい」との事です。

 

瓦の構造と水の流れを想像するのがコツです。

 

原因の特定のコツは屋根の構造の把握と水の流れを想像する事です。屋根の構造というのは勾配や木材の構造などですね。それに瓦がどんな風に施工されているのかが分かったら水がどこから侵入しやすいのかが分かります。そして水の流れを想像するというのは水は必ず高いところから低いところへ流れるという事です。どの部分が高くなっているのか、どこが低くなっているのかをチェックしながら「ここに水が流れたらどんな風に流れるかな?」って想像したら屋根の構造と合わせて雨漏りの原因が特定出来るんです。もちろん、風などの自然現象や想定以上の雨の量など不確定要素もたくさんあるので一概には言えないのが難しいんですが。
写真では谷の部分に割れが発生していました。雨が集まるところで銅板が割れていたらそりゃ雨漏りしますよね。

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