姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

新米にはなったけど食べられるのは3日後くらいです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は台風の影響で雨が降るという予報が出ていました。週間予報でもずっと今日の雨予報は変化なかったので、雨が降るのは確定やと思っていたんです。そのつもりで現場の段取りもしていたんですが、空模様を見ながら仕事を進めてみたら丸一日雨に降られずに終わりました。降らないなら降らないなりの仕事をしたらもっと進められたのになぁ。天気予報を確認する度に雨が降り出す時間が後ろにズレていって最終的に雨マークが全部消えてしまった時には流石にイラっとしました。

 

機械の故障で籾摺りが出来ていませんでした。

 

9月1日に最初の田んぼの稲刈りをしたうちの田んぼですが、その日の昼から翌日にかけて乾燥機で乾燥させて、本来であれば翌日の昼くらいから籾摺りをする予定でした。それが機械の故障で籾摺り出来ないままになってしまって、代わりの機械を段取りして玄米に出来たのは今日の夕方でした。中古で買った籾摺りの機械が動かしてみるまで故障しているのが分からなかったらしいんです。

 

籾摺りしてから3日くらいは食べられません。

 

お米は籾摺りをしてから3日くらいは食べられません。正確には食べられるけど美味しくなくなるんです。籾摺りって籾を擦って籾殻と玄米に分ける作業なんですが、摩擦熱が玄米に籠ってしまうらしいんです。
玄米にしてすぐに袋詰めしてしまうから余計に熱が逃げないんですよね。熱を持ったままの状態で白米に精米するとさらに熱が発生するのでお米の味が劣化してしまうようです。せっかく美味しい新米やのに焦って食べると美味しくなくなるって事ですね。

 

 

時間と手間を掛ける方がお米は美味しくなります。

 

今はお米を作っている人の大半が乾燥や籾摺りなどを機械で行っています。天日干しで乾燥させている人も全くいないわけではないという話は聞きますが、ここ何年も田んぼで稲を乾燥させているところは見た事がありません。
でも天日でじっくり乾燥させる方が美味しいらしいんですよね。籾摺りも精米も機械でやるよりも時間を掛けてじっくりとやる方がいいという話も聞きました。時間と手間暇を掛ければ掛けるほどお米は美味しくなるって事のようです。
手間を掛けるとそれだけ価格も上がってしまうので、売れる値段と手間を考慮すると結局機械でやってしまおうってなるみたいです。
最近は炊飯器の性能もよくなってきてそこそこのお米でも美味しく炊けるのでそれでもいいのかもしれません。
今年は巣籠もりの影響でお米がよく売れているみたいですが、家で食べる分はきちんと確保しておかないとですね。とりあえず新米第一弾が出来ました。明日以降は天気と相談しながら稲刈りするみたいです。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20200904175644j:image