姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

横着は失敗のもとですね。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
午前中、現場で瓦の荷揚げ作業をしていたら現場にいる全員のスマホがいきなり鳴り出しました。どうやら瀬戸内海で津波が発生したという想定で緊急避難訓練のためのエリアメールが一斉送信されたみたいです。避難訓練と同じく大事な事です。でも仕事してる時にいきなりあの音が鳴り出すとかなり焦ります。特に屋根の上にいる時には「何事??」って慌ててしまうんですよね。前に実際に地震の通知コールが鳴った時は事務所でデスクワークしていた時なんですが、それでも地震が来るまでドキドキしてました。そんなに大きな地震ではなかったのが幸いでした。

 

狭い現場では瓦揚げにも手間取ります。

 

今日は葺き替え工事をさせて頂いている現場の瓦揚げでした。家までのアプローチがかなり狭くて瓦をパレット単位で運ぶのが難しかったので近くまでトラックで運んでおいて、パレットから1/3減らしてフォークリフトで運び込む作戦にしました。
いつもならまとめて3パレットくらいトラックに積んで行って一気に揚げてしまうので半日もあれば終わるんですが、今日はそんなわけにはいきませんでした。

 

瓦の荷揚げをする時は倉庫もバタバタします。

 

現場と会社が近かったので3回くらい往復して瓦を運搬したんですが、倉庫に在庫してある瓦をトラックに積み込んだり、空いたパレットを片付けたりもするので現場だけでなく倉庫もバタバタしてしまいます。
倉庫に積んであるパレットは種類別に整理してあるんですが、トラックに積み込む時にはパレットを並べ直さないといけなかったりもします。
現場に早く持って行かないとって焦っていて、ちょっと横着したらパレットが引っ掛かってしまって瓦をひっくり返してしまいました。30枚程度やったのと近くに人が居なくて怪我人が居なかった事のは幸いでした。

 

屋根に瓦が整然と並んでいるのを見るのが好きです。

 

瓦は今日どうしても必要なものではなかったので、新たに注文する事にして現場に残りの瓦を持って行くと屋根の上には瓦が整然と並んでいました。
桟瓦を葺き上げた時の瓦が並んでいる風景も好きなんですが、瓦を揚げてから桟瓦を葺くまでの間の整然とした様子も好きなんですよねぇ。特に屋根面が広くてズラっと瓦が並んでいるのは何回見てもいいなぁって思うんです。

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瓦を施工している途中の風景もなかなか風情があるんですが、普通に生活していたらなかなか目にする機会はないのかもしれません。