姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

家紋は物凄くたくさんあるんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
この間の日曜日、初めてM-1グランプリを観ました。これまで結果だけをネットのニュースとかバラエティ番組で観て、優勝者がネタを披露しているのを観たくらいでM-1グランプリそのものをちゃんと観た事ってなかったんですよね。
昨年のミルクボーイのネタが面白かったので、今年はどんなのかと思ったんですが、個人的にはちょっと好みから外れていました。あまり拘りはないつもりやったねすが、どうやら王道の漫才が好きみたいです。

 

自分の家の「家紋」が何か知っていますか?

 

最近は瓦に「家紋」を入れる事はほとんどありません。お寺の工事の時や文化財になるような古民家の仕事をさせて頂いた時に紋入りの瓦を発注する事がある程度です。
でも本来は大抵の家には「家紋」があるんです。
今は核家族化が進んでしまって、自分の家紋が何か知っている人もかなり減ってしまっていますが、墓参りに行くと自分の家の家紋がどんなものかは知る事が出来る確率が高いです。

 

家紋の名前もかなり複雑です。

 

家紋と一口に言ってもいろいろな種類があります。しかも似ていても微妙な違いで名前が変わるので発注する時にも物凄く気を遣います。例えば形は全く同じでも紋の周囲が円で囲んであったら「丸に〇〇」という風に名前が変わります。
葉っぱの枚数が3枚とか5枚とか花の数が違ってるとか一見すると同じように見える事もあるのが困りものです。

 

紋を調べるための図鑑があります。

 

家紋が入った瓦を使う事が減ってきて、出番がなくなってきてはいるんですが、「紋章大集成」という図鑑があります。私が会社に戻ってからでも数度しか使っていないんですが、滅多に使わない本なので物凄く高いんですよね。

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30年くらい前やと年に1回とか2回は使う事があったので、その頃から仕事をしている瓦屋さんやと1冊は持っているかもしれません。
家紋を屋根の瓦に使う事はなくなってきたけど、最近は瓦コースターや飾り瓦の模様としてちょっとだけ人目に触れるようになってきました。古いものでも知る人が減ってきたら新しいと感じるのかもしれませんね。
もっと一般的になったら嬉しいなぁ。