姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

雨が降ると体験教室の準備や片付けが大変です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
GWの連休が始まる直前で進行中の現場をなんとか終わらせたいと思っているこの時期に雨が降るのはちょっと想定外でした。明日も雨の予報になっているのでかなり微妙ではあるけどなんとか終わるはず。というか終わらないと連休明けの現場にまで影響が出てしまいます。天気相手の仕事はホンマに難しいっす。

 

ものづくり大学での体験教室の日程は2カ月くらい前に決まります。

 

兵庫県瓦葺き技能士会から参加している兵庫県立ものづくり大学校のものづくり体験館での体験教室は四半期毎に参加出来る日程の聞き取りがあって、その結果を基に全業種の体験教室の日程が決められています。
基本的に2カ月くらい前には日程が決まっているんですが、当然ながら当日の天気は全く分かりません。冬場なら雪が降るくらい寒い日になる可能性もあるし、秋口には台風の可能性もあります。台風で警報が発令された場合の対応などは決められているんですが、雨が降った程度では問題なく開催されます。

 

全業種の中で唯一の外での作業です。

 

体験教室に来る学校の生徒数によって体験教室を指導する業種の数は違ってくるんですが、多い時には20業種くらいが集まります。内容も大工工事や左官工事など建築系の他に和食や洋食の調理やパーカー制作などの服飾系、電気回路を使ったライントレースカーの組み立てや時計の修理と言ったものまでかなり多岐に渡ります。
それだけたくさんの業種があるのに、外での作業は「瓦葺き」だけなんです。他は全部教室の中での作業なんですよね。もちろん、ずっと外ではなく教室内に移動しての体験も用意しているんですが、前半は外での作業となってしまいます。

 

雨の中での外部作業は大変です。

 

雨天での体験の場合はどうしても雨が当たらない場所を確保してからになります。基本的には屋根がある場所を使っているんですが、雨脚が強くなるとどうしても吹き込んでくるので、地面も濡れてしまうんですよね。

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そんな中で架台を組み立てて、瓦葺き体験用の瓦を架台の傍まで運んでという準備と終わった後の瓦や課題の片付けはかなり大変です。運搬している間は傘をさす事も出来ないので濡れてしまうんですよね。片付けは生徒たちも手伝ってくれるので準備よりは時間はかからないんですが。
真夏の外での作業は熱中症リスクも高くなるので出来るだけ避けてもらうようにしているんですが、現場作業のように雨が降ったから中止ですとはいかないので指導する側も生徒も大変です。