姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

新米が収穫されると昨年以前のお米は「古米」になります。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
日が暮れると虫の音も涼やかで気温もぐっと下がるのでちょっと油断すると風邪をひきそうなくらいに寒く感じるんですが、まだまだ日中は暑くて、今日も35℃を超えるところがあちこちであったようです。今くらいの時期が一番体調を崩しやすいので気を付けておかないとです。

 

今年の新米が出来てきました。

 

先日、稲刈りが始まったんですが刈ったお米の乾燥と籾摺りが終わって新米が出来始めました。籾摺りが終わった直後のお米は温度も下がっていないし、落ち着いていないので食べるのはもう1週間~10日くらい後の方がいいんですが気の早い人は「新米出来た?」って問い合わせをして、早速買いに来られる人もいます。
一番美味しい状態になるのはもう少し後なので本音を言えばそれまで待って欲しいところなんですが、待ち切れないみたいです。
ちなみに昨年のお米がまだ残っているのでうちが新米を食べるのはもうちょっと先になりそうです。

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「新米」以外は全部「古米」になります。

 

収穫したてのお米の事を「新米」と言いますが、それ以外のお米って昨年のモノであろうが10年前のモノであろうが全部まとめて「古米」になります。正確にいうと前年のお米が「古米」で2年前になると「古古米」3年前やと「古古古米」と年数の数だけ「古」という字が続くらしいんですが、一般的に使われるのはせいぜい「古古米」くらいまでですね。ワードの変換でも古古米までしか出てこなかったです。
古米は新米に比べて味が落ちるとか臭いがすると言われていますが、これは梅雨時期の高温多湿が原因で貯蔵用の冷蔵庫で保管していると劣化はかなり抑えられるので違いはほとんど分からなくなります。

気分的に新米の方が美味しく感じます。

 

うちではお米を保管する冷蔵庫があるからか、かなり前から古米から新米に変わっても変化を感じられなくなっているんですが、昔は新米って本当に味が違っていました。その記憶があるからか、今でも新米と聞くと美味しいような気がします。
ちなみに食品表示法の基準では収穫された年の12月31日までに精米して包装されたものが「新米」と表示されるらしいです。でも精米してしまうとどんどん味が落ちるので1月の後半くらいに「新米」と表示のあるお米を購入して食べるのと、年が明けてから玄米を購入して食べる直前に精米するのとでは絶対に年明けに玄米を買う方が美味しいと思います。
いろいろな食品が値上がりする中でお米だけが値下がりしていますが、これで米農家が減ってお米が流通しなくなると後々困る事になるんじゃないかなぁって思います。