姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

瓦以外の屋根材も取り扱っています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
また動画に回転ずしチェーン店でイタズラした様子がアップされていました。何が楽しくてあんな事をしてしかもそれを全世界に流しているのか理解に苦しみます。でもそれをニュースで取り上げる時に言語情報だけにすればいいのに、動画を拡散してしまうから余計に模倣する人が出てくるんやと思います。やっちゃダメな事の判断が出来ない人が増えすぎている気がします。

 

工事店ですが、瓦以外も扱います。

 

当社はもともと瓦の製造業でした。それを父が工事業も始めて今では工事専門になっているんですが、会社名に「瓦」と入っているからか瓦しか扱っていないと思われているみたいなんですよね。
結構長く取引している会社さんからでも「カラーベストや板金屋根を扱ってますか?」と問い合わせを頂く事があります。
力を入れて取り組んでいるのが瓦の工事なだけで屋根工事全般を取り扱っているんですが「表瓦は瓦工事専門」という認識があるみたいです。それはそれで頑張っている甲斐があるんですが、それ以外は出来ないと諦められるのも寂しいんですよね。

 

何が何でも瓦でないといけないとは思っていません。

 

とは言え瓦の工事が多いのも確かです。比率としては多いというだけで実際のところ売り上げとしては最盛期と比べると激減もいいところなんですが。
個人的にも瓦が好きなので瓦の事をよく発信している事もあって、何でもかんでも瓦にしないといけないと思われているかもしれませんが、実際は状況や現場に応じて最適な屋根材をオススメしています。
勾配が緩かったり構造的に重量物を載せられない屋根には板金屋根を選択しますし予算的に瓦では厳しい時には安価な材料を選ぶ事もあるんです。

 

建物の用途や様式に合った屋根材を選ぶ方が喜ばれます。

 

人が居住する事がない小規模な倉庫や勾配が緩くて面積が大きい工場のような建物に瓦を施工しても予算ばかりかかってしまってお客さんに喜んでもらえません。住宅にしても完全に洋風の建物で鬼瓦のついた和風の瓦が似合わない建物には洋風のS型やF型の方がいいですよね。
主に瓦の仕事をしているし、知識としても経験でも瓦の方が比重が大きいのは確かですがそれでも「屋根工事の専門家」として判断しているつもりです。だからこそ瓦がベストと思う物件に軽量の屋根材が施行されるのが残念です。
そしてリフォームの時に内装にばかり気を取られて外装を後回しにしてしまう施主さんが多いのもとても残念なんです。

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