姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

群馬県で技能グランプリが開催されていました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朔矢が産まれて3週間が経ちました。もともとの予定日は明日やった事を考えるとかなり早く産まれてきたんやなぁって感じます。そんな朔矢ですが、毎日よく飲みよく寝ています。毎日見ているとそんなに大きくなっていると思えないんですが、写真で比べてみると産まれた直後よりも明らかに大きくなってるんですよね。それが分かるとまた嬉しいです。

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技能グランプリには2種類あるんです。

 

毎年3月のはじめに開催されている「技能グランプリ」は実は開催年によって主催する団体が違っています。具体的には厚生労働省所管の「中央職業能力開発協会」が主催していて瓦だけでなく大工や料理、和裁などあらゆる職種が技を競う技能グランプリが2年に1回、全日本瓦工事業連盟が主催して瓦の競技のみをやるのが2年に1回でそれぞれ交互に開催しているんですよね。競技する架台の形が違っていて出場する大会によって練習のために準備する架台を変えないといけないので出場するのは大変です。どちらの大会も1級技能士の資格が必要になっています。

 

今年の技能グランプリは群馬県でした。

 

中央職業能力開発協会が主催した時のグランプリは基本的には千葉の幕張メッセで開催されていました。逆に全瓦連が主催の時には全瓦連に加盟している都府県が持ち回りでグランプリを開催しています。私が瓦の業界に入ってから2回、兵庫県でも開催されています。
そして今年の技能グランプリは全瓦連主催で開催権は群馬県でした。群馬県での開催が決まった直後くらいは行けたら行きたいなぁって思ってたんですが、朔矢が産まれる予定日がグランプリの直後と分かったので今年は行かないと決めたんです。

 

技能グランプリに出場するだけでもスゴイ事なんです。

 

技能グランプリは職行能力開発協会主催のものは3日間、全瓦連主催のものは2日間の日程で開催されます。それだけの時間を使って電動工具を使わずに瓦を施工していかないといけないので瓦の性質なども熟知したうえで練習を重ねないと制限時間内に終了させる事が難しいんです。
その練習から本番までを頑張る選手もスゴイんですがそのサポートをする選手が所属している会社の負担もかなりのものになるんです。だから技能グランプリって出場するだけでも相当スゴイ事なんですよね。瓦の仕事が減っているからこそ、こういう技能を磨くというのが大事になってくると思っています。