姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

今年の田植えの一番最初の準備を始めました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
伊藤園のお~いお茶新俳句大賞の二次審査通過のお知らせが届きはじめたみたいです。私もそろそろ二次審査通過したいなぁと思いながら今年も応募したわけですが、今日は嫁さんに通過のお知らせが届いていました。同じ住所でも時間差で届く事ってあるのかなぁ。あると思いたいなぁ。

 

田植えの準備は籾種の選別からです。

 

うちでも昔は田植えをする時の苗はJAから購入していました。自分の家の田んぼで米を作るだけやったらそれで充分なんですよね。でも父が近隣の田んぼを預かるようになってからは苗を購入していたら物凄く割高になってしまう事もあって、稲刈りをしたら翌年分の籾種を別に保管するようにして、自前で苗を作るようにしたんです。
その苗を作る一番最初の工程が籾種の選別です。刈り取った籾をそのまま袋に入れて保管しているので、稲藁とか中身がない籾殻とかも一緒になっているので、それを選別しないとなんです。

 

今年は籾の選別と掃除に機械を導入しました。

 

これまでは手作業で選別と掃除をしていたんですが、今年は使わなくなったからと譲ってもらった「脱芒機」という機械があるのでそれを使ってみました。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20230418185624j:image
しばらく使っていなかったそうで、譲ってもらって持ち帰った時にはかなり汚れていたんですが、それも掃除してもらって使えるようになっていたんです。
実際に動かしてみるとあっという間に籾種が綺麗になっていくのでかなり楽に作業が出来ました。

 

田植えをするまででもかなり手間がかかります。

 

私が田んぼの手伝いをしていた頃はJAから苗を購入していたので、田植えをするまでの間にこんなに手間がかかっているというのは知識としては知っていても初めて体感しました。そしてこれだけ手間をかけた苗を使って田植えをして、秋に収穫してもお米って安いんですよね。あらゆる食品が値上がりしている中でお米だけは値上がりしていません。行政も大規模にやっているところには補助をしても個人で頑張っているところには見向きもしないんですよね。そりゃ、食料自給率も低くなるわけです。
ちなみに放棄田が増えたり田んぼが分譲地になったりすると水害も増えます。ここ最近水害が多いのは田んぼが減って土地の保水力がなくなっているからなんですよね。そういう意味でも個人の農家が激減していくのはあまりいい事ではないんですが・・・。
しんどいだけなのでやる人がいないのも当然なんですよね。