姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

土塀修復ワークショップの講師をしてきました。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日も日差しは暑いくらいやったのに風が強くて体感温度は寒いくらいでした。春の嵐というにはちょっと早いような気がしていたんですが、よく考えてみたらもう4月も後半に入っていたので間違いではないですね。倉庫の解体途中なので埃が周囲に飛んでしまわないか心配です。

 

 

福崎町の登録文化財「旧小國家診療所」に行ってきました。

 

今日は兵庫県瓦工事業協同組合青年部としてやっている交流事業の一環で姫路市北部にある福崎町の登録文化財「旧小國家診療所」の土塀修復ワークショップに行ってきました。今回は土塀の瓦部分の修復と崩れた土塀を直す左官部分の共同開催です。
午前中は兵庫県立大学のボランティアサークル「キャンパスツリー」に所属している学生さんが対象で午後からは一般の方対象に二部構成での開催でした。

 

土塀がぐるりを囲んでいるのでまだまだやるところがあります。

 

「旧小國家診療所」は元は福崎町の庄屋で明治~昭和にかけて産婆養成所と診療所として使われていた建物です。15年ほど前に国の登録有形文化財に指定されているんですが、私がこちらの建物に関わらせてもらうようになったのは10年ほど前になります。正面は長屋門があるんですが、それ以外の周囲は土塀で囲われていて、一部土塀が崩れたところはブロック塀になっていたりもするんですが、残っている土塀はかなりの長さがあるので毎年ワークショップをやっていてもまだまだやるところが残っています。

 

学生さんたちも作業を楽しんでもらえたみたいです。

 

新型コロナの流行でワークショップ系もなかなか開催できない期間が続きました。今回のワークショップも学校側の決まりで半日しか出来なかったので学生さんたちはちょっと消化不良になっているような感じでしたが、それでも作業そのものは楽しかったみたいで「またやりたい」と言ってもらえたみたいです。

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そう言ってもらえると講師として指導している私たちもまた頑張ろうって思えますね。
ちなみに来週も予定されているんですが、ちょっと参加人数が少ないみたいなんです。興味がある方は是非参加してみてください。