姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

愛着のある建物が解体されるのは寂しいです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昼過ぎまでめちゃくちゃ暑くて上着もいらないくらいやったのに夕方近くから風がきつくなってきて寒いくらいになりました。車を運転していたら風に煽られてふらついて怖かったです。
今週末は久し振りに好天の週末になりそうですが、週が明けたら気温が下がるとの事なので着るものに困りそうです。

 

産まれた時には建ってた倉庫の解体が進んでいます。

 

私が高校生くらいまで瓦を製造していたんですが、小さい頃はその工場が遊び場になっていました。もちろん、火が入っている窯などは危なくて近付いただけでも怒られたりもしたけど敷地がそこそこ広くていろんな建物があったので遊び場には困らなかったんですよね。焼く前の瓦を壊して怒られたのも今ではいい思い出です。その倉庫の解体が進んでいます。

 

古くて傷んでいても愛着がありました。

 

倉庫はここ数年は大雨が降ると浸水してしまって足元から少しずつ傷んできていたんですよね。ただでさえ築年数が古くてかなり傷んでいた事もあって、地震とか台風が来ると倒壊の心配をしないといけなくなってきていたので、いつかは解体しないといけないのは分かっていたし、私だけでなく父も低くなっている倉庫部分を地上げするのは念願やったのでそれが実現するのはとても嬉しいいんです。
でもどれだけ古くてもいろいろ思い出もあるし愛着もあるんですよね。だから解体はちょっと寂しいです。

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風景が変わってしまいます。

 

今の家や事務所が建つ前に道から撮影された写真が出て来た時にはすごく懐かしいって思ったんですが、今やうちの倉庫がその風景の中で残っている最後の建物なんですよね。
それを今解体しています。もう1カ月もしないうちに全部解体されてしまうし、その後に新しい倉庫が建つ事になるので、それで完全に昔の風景はなくなってしまう事になります。まぁ、うちの周辺はほとんど田んぼしかなかったのが今では分譲されて住宅地になっているので、風景が変わるというのも今更ではあるんですが。
こんな風にして町並みは変わっていくんですね。