姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

雨が降る前に田植えを進めないとです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
何やらかなり大型で強力な台風が不穏な進路を取っていますね。出来た時は沖縄のあたりを通過するいつもの進路かと思ってあまり気にしていなかったんですが、ここ数日で進路予想がちょっと嫌な方向になっています。まだ来週の金曜日までの予想進路しか出ていないし、この後どんな進路に変わるか分からないんですが、今の予想進路の通りに進むと西日本直撃コースです。まだ梅雨入りもしてないのに台風の心配までしたくないなぁ。

 

田植えが始まりました。

 

もともとの予定では今年の田植えは6月に入ってからの予定やったんですが、来週が思いっきり雨予報なのとそれに合わせてかうちが田植えをする田んぼの周囲の田んぼがそれに合わせて早めに水を入れて田植えを始めたところもあって、水を入れる順番の関係で今日、田植えを始める事になりました。
今年は全部で3町歩弱(1町は約1ha)の田んぼで稲作をする予定で、今日の田植えはそのうちの1割ほどです。事前準備の代掻きが終わっていない所もあってとりあえず出来るところから始めようといった感じですね。

f:id:cbr1100xx-superblackbird-01:20230528171117j:image

 

雨が降る中では田植えは出来ません。

 

田植えをする時には田んぼに水を入れてやるので雨が降っていても関係なしに田植え出来るんでは?って私も昔は思っていました。15年くらい前の機械やと雨の中でも田植えをやってた時期もあったんです。でも今の機械は苗を植える時に同時に肥料を撒いてくれる機能がついていて、その肥料が雨で濡れると機械の中で詰まってしまって故障するんですよね。だから今は雨が降る中では田植えが出来なくなっているんです。
明日からしばらく雨が続く予報になっているし、そのまま梅雨入りするかもって話も出てきているので、そうなる前に少しでも進めておきたいというのが本音ですね。

 

田んぼが分散しているので時間がかかります。

 

田舎でも圃場整備といって1枚の田んぼの面積を大きくして四角く区切り直してあるところは田んぼの面積が大きくてもかなり作業がしやすいんです。同じ3町歩でも5反の田んぼを6枚やるのと1反の田んぼを30枚やるのでは効率が全然違うって事です。
しかもそれらの田んぼが近くに固まってたらいいけど、あちこちに分散しているので機械の移動だけでも結構な手間なんですよね。それだけ農業をやる人が減ってしまってるって事なんですが、今の大雨とか洪水被害って田んぼが減っているのが原因の1つでもあるんです。これ以上田んぼが減ると更に災害が増えるかもしれないって心配しているんですが、農作業をやらない人からしたら荒れ地になってしまった田んぼってさっさと手放したいものやっていうのも分かるんです。難しいですね。