姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

現場で使う電動工具がほぼ100%バッテリー化しています。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日は間違い電話が多い1日でした。多いと言っても2件だけなんですが、私の携帯電話に和歌山県と東京から掛かってきたんです。しかもどちらも固定電話からの発信でした。ある程度の年齢になるとほぼ100%と言ってもいい割合で携帯電話が普及していて、連絡先が登録出来るようになってからは間違い電話って劇的に減っていると思うんですが、それでもたまに掛かってきますが、1日に2件もっていうのは珍しいです。

 

現場で使う電動工具がほぼバッテリー化しています。

 

私が瓦業界に入った20年ほど前は電動工具はほとんどが有線のものでした。バッテリー駆動なのはインパクトドライバくらいで瓦を切るためのベビーサンダーも掃除をする時に使うブロワーも有線で使っていたので毎日仕事を始める時に電工ドラムをコンセントに刺して屋根の上まで引っ張り上げるのが一番最初の仕事やったんです。
職人さんが大勢入る現場やと電工ドラムが屋根の上に1つでは足りなくて何本も線を這わせたりしていました。

 

バッテリー化のメリットとデメリット。

 

有線の電動工具は屋根の上に電線を這わせるのでうっかり踏んでしまうと滑ったりする危険もありました。バッテリー化してその危険がなくなったのは有難いですね。それに線の長さを気にせずに使えるし、瓦を切る時に誤って線を切ってしまうという事もなくなったのもメリットです。そして何よりも電気が通っていない空き家などの現場でも電動工具が使えるというのが何よりも大きいメリットやと思います。
デメリットとしては足元不注意で引っかけてしまうとバッテリーのものはそのまま屋根の下まで落下してしまって壊れてしまう事ですね。咄嗟に線を掴んで落下を防ぐ事が出来るのは有線の道具ならではです。
それとバッテリーが寿命を迎えた時に新しくバッテリーだけを買うとめちゃくちゃ高いのもデメリットです。

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セットで電動工具を買う方が安い場合もあります。

 

例えばインパクトドライバをセットで購入するのと、そのセットに入っているのと同じ数の電池を購入するのとで、金額がほとんど変わらないという場合もあるんです。それくらい電池が高く設定されているんですよね。
だから出来るだけメーカーを揃えて電池は共用できるようにするんです。私個人はマキタのモノを使っているし、職人さんが持っている割合で見てもマキタの方が多いんですがハイコーキでしか出していない工具もあるので、完全に1社に限定してしまうのも考え物なんです。全部企画を統一してどちらでも使えるようにしてもらえると使う側としては凄く助かるけど、販売している側としてはそういう訳にもいかないんでしょうね。