姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

自分の仕事を誇れない会社に人は来ないです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
関東地方は昨日の夜からかなりの雪になっているみたいですね。雪国育ちの嫁さんからしたらそこまで大雪とは言えない程度の積雪でも除雪車もない地域では致命的です。ここんとこ数年に1回は全国各地で大雪になっていて、交通網が麻痺しているけど数年に1回やから対策されないんですよね。喉元過ぎたら熱さを忘れる感じかな??
姫路は昨日の雨でちょっと気温が低かったけど天気も良くて夕焼けも綺麗でした。

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バブルを経験した人ほど現状をダメやって言ってる気がします。

 

どんな業界でも言える事なんですが、バブル景気の時に仕事をしていて右肩上がりの景気を経験している人ほど、今の社会の情勢や景気の悪さを嘆いて、現在自分がやっている仕事の事を「この業界はダメだ」って言ってる気がします。
会社の経営者でも「もう自分の代で会社は終わりで子供には継がせない」という話をよく耳にします。
日経平均株価などはバブル後の最高値を更新したりして、大企業はかなり景気がよくなっていてもそれが下まで下りてきていない現状ではそう言いたくなるのも分からなくはありません。

 

社長が「ダメ」って言ってる会社に就職する人はいません。

 

今年の4月からの働き方改革の本格運用で物流業や建設業が厳しくなるという話はずっと前から言われていて、人手不足になる事も分かっていたけどそれでも職人の高齢化を止める事は出来ずにどんどん人手が足りなくなっているのが現状です。
その原因の1つはそれらの会社の社長が「もうこの業界はダメや」って諦めてしまっている事なんじゃないかと思います。
人前で口にしなくてもそう思っているのはなんとなく人に伝わります。そしてそんな事を社長が思っている会社に就職しようって考える人はいないと思うんです。

 

就職活動をする側の気持ちにならないとです。

 

私が就職活動をしていた時期というのは一番就職が厳しいと言われた氷河期でした。それでも就職先に選ぶのは将来性がある会社がいいって漠然と思っていました。少なくとも就職しようと思う会社の先輩や上司が「この会社はもうあかん」って思っているような会社には就職したくないですよね。
社会に揉まれて仕事をしているとしんどいのが当たり前になってくるけど、それでも胸を張って自分がやっている仕事を誇れるようにしておかないと跡継ぎどころか社員さんすらいなくなって当然やと思っています。
「今が一番しんどい時」って思いながら10年やってきました。まだまだ頑張らないとです。