姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

2tダンプ以上は昇降装置を常備しないといけないんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今週は本当によく降りました。今日も明け方くらいで雨がやむ予報やったのに結局10時過ぎくらいまでずっと雨が降っていました。明日、明後日は天気回復するみたいやけど日曜日にはまた雨が降るみたいです。その後はしばらく安定するとなっていますが、本当にどうなる事やら・・・。

 

法律改正で積載が2t以上の車には昇降装置が必要になりました。

 

昨年、労働安全衛生法が改正になって積載量が2t以上の車には昇降装置を常備しないといけなくなりました。車の荷台に荷物を積み下ろしする際の事故が多くて、特に荷台に上り下りする時に事故が発生している事を受けての措置です。
確かに我々の仕事でも屋根から撤去した瓦を積んだり、新しい瓦を荷台から屋根に揚げる時などに荷台に上がって作業をする事はあるし、上り下りがちょっとしにくいと感じる事はあるんですが、仕事で使う脚立などで十分間に合っていました。

 

専用の昇降装置は価格も高いです。

 

脚立などで上り下り出来るし、それで十分かなって思ってたんですが、法律では専用のものが必要でしかも車に必ず装備しておかないといけないという風に決まったんです。荷物を運搬して積んだり降ろしたりする運送業の場合は毎日の事なので仕方ないと思うんですが、建設業の我々にとっては普段は荷台に上がる事ってそんなにないし、古い瓦を処分に行く時には荷台に満載にしていくので昇降装置を積む場所もありません。
なにより専用の昇降装置は他の場所では使えない形状で本当に荷台に上り下りするためだけに作られていて、しかも値段もめっちゃ高いんです。

周知期間もあったけど知らない人も多いです。

 

こういう法律って決まるとある程度の周知期間の後に施行されて、本格運用になります。私自身はそういう法律関係の事もあれこれ調べている時に知る事が出来たんですが法律が施行されて半年くらいは経っていてもまだ知らない人の方が多いくらいです。
知らないというか自分には関係ないって思っている人かな?現実問題として昇降装置を購入するにしても高価やし、法律の事を知っている人は一斉に用意をしようとするので供給が間に合っていなくて注文してもかなり長い事待たないといけないという話も聞きました。
うちの会社ではなんとか施行後1カ月程度で納入されたんですが、その納入されたものに先日不具合を発見して交換してもらわないといけなくなりました。不具合を報告してすぐに代わりのものが送られてきたのでホッとしましたが、まだ品薄状態は続いているみたいです。

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