姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

狭い道沿いの家は軒先に車が当たりやすいです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
朝起きて熱を測ってみたら見事に平熱に戻っていました。寝る前はちょっと心配やったけど、なんとか回復出来たと思ったんですが、やっぱり気管支の方はまだまだ治りきってなかったです。そして低気圧の影響もあって偏頭痛もしていたので午後からは事務所には出ずに家で大人しくしていました。

 

軒先の瓦を修理して欲しいという依頼がよくあります。

 

半年に1回くらいの割合で「車に庇の軒先の瓦をひっかけられたので修理してほしい」という依頼を受けます。現場に行くと前面道路は1台通るのは余裕やけどすれ違うのは難しいくらいの道幅になっている事が多いです。
そして1度修理した事がある場所は高確率で2度目3度目の修理依頼があるんですよね。
ひっかけた車の運転手がいい人やったらちゃんと名乗り出てきて自腹か保険かで修理となるんですが、7割くらいは相手が分からないようです。当たったのが分かっていて逃げている悪質なドライバーなのか気づいていないのか判断が難しいところです。

 

通販などで配送物が増えて荷台が箱になっているトラックがよく引っ掛けます。

 

庇とは言っても軒先の瓦に車が引っ掛かるというのは普通車では有り得ません。ちょっと大きめのワゴンタイプの車でも住宅の庇やったら下を通り抜けられる程度の高さにはなっています。つまり庇の瓦を引っ掛けるのは宅配便を配送している荷台が箱になっているトラックがほとんどって事です。たまに梯子を積んだトラックって事もあるかもですが。
自分もトラックなどを運転するので、運転中に何かに当たったら分かりそうな気がするんですが、気付かないものなんですかねぇ??

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古い瓦の場合は同じものが見つからない事もあります。

 

狭い道という事は町並みがかなり古いって事なんです。そしてそこで車が当たるほど道に近いところに庇があるのは建物自体もそこそこ古いんですよね。葺き替えしてあったら瓦は新しくなってるけど、古いままやと修理するための瓦が用意できない場合もあります。地元の瓦を使っているともう製造していなくて、在庫も残っていないんです。
そういう時は無理矢理新しい瓦で直すか、古い瓦を復元するかの2択になってしまいます。予算が合えば復元なんですが、逃げられている場合はそこまでの予算が確保できない事もあるんですよね。
塀の瓦の場合はちょっと背の高い軽自動車でも引っ掛ける可能性があるので狭い道を通る時には注意しましょう。