姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

力仕事が重労働ではなくなる日も近いかも?

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
昼間が暖かくて夜が寒い日が続いていますね。事務所の紅葉もどんどん散っていて、落ち葉が周辺に積もってしまっています。事務員さんが毎日掃除をしてくれていますが、翌日にはまた落ち葉が積もってしまってるのでエンドレスです。先日は特に風が強くてびっくりするくらい落ち葉が舞っていました。

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パワーアシストウェアが実用化されています。

 

最近テレビで「パワードウェア」が取り上げられているのを見ました。力仕事の補助をする器具で、特に腰から下の作業で威力を発揮するみたいです。テレビでは空港や農業で使われている様子が流れていました。
背骨みたいな形をした機械をリュックサックのように背負って、太ももにベルトを取り付けると腰のあたりにあるモーターが動作を補助するようで、長時間の前傾姿勢や床に置いてある重量物を持ち上げる作業がかなり楽になるとの事です。

 

持ち上げるモノが軽くなるわけではないようです。

 

このパワードウェア、メーカーさんの説明を聞く機会があったんですが、重たいモノの重量が軽くなるものやと思い込んでいたら、重たいモノは重たいままだそうです。実際に試着してみた人の感想は「微妙~」というものでした。
微妙やと思う理由が前述の「重たいモノが軽くなる」という勘違いだそうで、それなりに力がある人よりも力がない人の方が効果を実感しやすいらしいです。そして何よりも長時間使い続けてはじめてその効果が分かるもののようです。
重いモノを持つ時の負担を軽減するもので、30kgしか持てなかった人が35kg持てるようになる機械ではないって事ですね。

 

建築現場の安全対策にはまだ未対応のようです。

 

それでも長時間同じ姿勢で作業をする時の負担が軽減されるのであればかなり有用やとは思うんですが、今年から採用された「フルハーネス」型の安全帯と形状が似ていて干渉しあうためにどちらか片方しか装着できないんですよね。
高所作業を行う時にはフルハーネスが必須になってくるので、現在の形状では高所作業では使えないようです。ちょっと嵩張るのも気になるところですね。フルハーネスでも屋根の上では気を付けないといけないのにそれよりも嵩張るとなると屋根の上では使えないです。
瓦を運んだり屋根に揚げる時のアシストとしてはめっちゃ効果的やと思うので、もっと普及して改良されるのを待ってみようかなぁ。