姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

狛犬もスフィンクスもシーサーも起源は同じなんです。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
今日から神戸の有馬温泉で将棋の王位戦の第3局が始まりました。木村王位と挑戦者の藤井棋聖の対戦ですが、今のところ藤井棋聖が2戦先勝しています。藤井棋聖棋聖戦王位戦の2つのタイトル戦を並行して対局しながら棋聖のタイトルを史上最年少で奪取したんですよね。スゴイ事です。そして将棋のタイトル戦が兵庫県でも開催されているのは嬉しいですね。

 

神社のお社の上には獅子がいる事が多いです。

 

今日から着工した現場は神社の谷の入れ替え工事です。本葺きの八幡社なのでかなり手間がかかるんですが、こういう仕事をさせてもらえるのは嬉しい事です。
神社には狛犬が付き物ですが、狛犬以外にも屋根の上に獅子がいる事があります。部材としては「隅蓋」といって、瓦の流れ方向が90度で交わっている部分の軒先に取り付けるお椀のような形をしたものなんですが、そのお椀にはいろいろな飾りがついていて、その1つが獅子なんです。他にも「立浪」とか「牡丹」などがあります。

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獅子や狛犬スフィンクスの起源は同じです。

 

狛犬とか獅子の起源は古代インドの仏教だそうです。仏様の守護をしているライオンが大本でそれがシルクロードを渡って中国へ。そして朝鮮半島から日本へと仏教と共に伝来する間に少しずつ形が変わっていって、ライオンから犬とか狐のような形に変わっていったようです。そして中国から直接沖縄へ伝わったものがシーサーとの事。
この仏様の守護をしていたライオンが西へ伝わったものがスフィンクスらしいです。
同じ起源やのに西と東でサイズがエライ違うんですねぇ。狛犬は日本の国土に合わせたサイズになったって事かなぁ?

 

海外の建造物は桁違いのものが多いです。

 

以前、中国に行った時に感じたんですが、海外にある建造物って桁違いに大きいものが多いですよね。万里の長城とか天壇公園とか紫禁城とか。まとも観てあるくと1週間以上かかるって説明にめちゃくちゃびっくりした事を覚えています。日本にはそこまで大規模な建物ってありません。
ピラミッドも実物は見た事ないけど人間の手で作られたとは思えないくらい大きいし、その横にあって負けず劣らず大きいスフィンクスと合わせていつかは見に行きたいなぁ。