姫路で瓦の文化を守る四代目表瓦社長のブログ

姫路生まれ育ったの瓦屋根工事店の四代目社長が住宅屋根のお悩みを解決します。

古い建物の建て替えはややこしい手続きが必要です。

こんばんは。
姫路の瓦工事店、表瓦の表(おもて)です。
郵便受けに水道管の詰まりを高圧洗浄しますって内容のチラシが入っていました。広告というより、公式の文書と勘違いしてしまいそうな紙で、やらないといけないのかと勘違いしてきまいそうなチラシです。1カ所3000円とかって書いてあるけど、きっと1mか2mで1カ所って数えて物凄い高額な請求をされるんですよね。
家の面倒を見る工務店がなくなってこういう業者が蔓延るようになってしまいました。高圧洗浄なんてほとんど必要ないのにねぇ。

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倉庫の建て替え計画が進んでいます。

 

事業再構築補助金が採択されて、会社の倉庫の建て替えの計画を進めています。倉庫部分は前面道路よりもかなり低い位置にあるので、建て替えに合わせて地上げもしないといけないんです。
まず最初に計画の図面と見積書を提出して許可をもらわないといけないんですが、進めようとしたら会社がある場所の用途地域の問題が浮上してきました。

 

場所によって建てられる建築物の種類が制限されるんです。

 

用途地域というのは建てようとする場所によって建築物の用途や種類が制限されるという制度です。住居地域では住宅以外は建てられなかったりするんです。
うちは道を挟んで向かい側にかなり大きい工場が経っているので大丈夫やと安心していたんですが、その道路を境にして向かい側はうちがある場所よりも一段階緩い制限のところやったんですよね。
建築をお願いしようとしている工務店さんが設計士さんと一緒に姫路市役所にいって奔走してくれたおかげでなんとか目途は立ちそうなんですが、最初の対応は塩対応やったらしいです。

 

法律の方が後に出来るとややこしいです。

 

法律が先に出来ていたらその法律に合わせる事も出来るんですが、うちの倉庫は元々は瓦の製造工場として申請されていて、それをそのまま使っていたんですよね。現在の用途地域は30年くらい前に設定されてそこから少しずつ厳しくなっていってるので、ややこしいんですよね。最初は「製造工場ですか?」と聞かれたそうです。
もう製造はやっていないので、余計にややこしくなっているみたいですが、あれこれ頑張ってもらったおかげでなんとか計画を進められそうです。
法律よりも古い建物って当たり前にあってこれから建て替えないといけないところも多いと思うんですが、こんなにややこしいと話がこじれるばっかりな気がします。